第一章

 

「や、やめてくれぇ! 許してくれぇッ!」
 男は、まるで女の子のように泣き叫び、許しを請うた。
 地下に設けられた密室。

 両腕を後ろ手に柱へと括り付けられた全裸の男。

 それぞれの脚は大股開きの状態で、石床にくさびを打ち込んで固定されている。

 
 その惨めな男の周囲に佇むのは、同じく全裸の5人の少女。

 
 ニナ。片方の乳房を抉られた、美貌の金髪。
 蓮香。秘唇に7つのピアスを施された、黒目黒髪の少女。
 京香。同じく秘唇に7つのピアスを施された、蓮香の双子の妹。

 ジョセフィーヌ。長身銀髪の女。下腹部に『精液便所』の刺青がある。
 レイファ。神のごとき美しさを秘めた黒い長髪の少女。だが、その顔の左半分は醜く焼けただれていた。

 
「もう一度聞く。お前達の隠れ家を教えろ」

 
 女達のリーダーであるレイファが、厳かに言った。
「ひぃっ、だ、だからそれは、さっき言った筈だぎゃぁあああぁぁぁあっ!

 
 言葉の途中で、男は絶叫した。

 片乳のニナが、焼きゴテを無造作に男の右目に押しつけたのだ。

 
「ウソは全て分かる」

 
 ニナは、無表情で告げる。
「わたし達は全員、男のウソに敏感なの」
「今度はチンポ焼いてみてよ、ニナ」
「それがいいよ、じゅぅうっていい音するよ、ニナ」

 双子の蓮香と京香が楽しそうに言った。
「いぃいい、わ………わがっだ! 言う、言うがら、やめでぐれぇっ!」
 潰れた右目からじゅくじゅくと嫌な臭いを発しながら、男は涙目で訴える。
「じゃあさっさと言いなクソ野郎」
 下腹部の刺青をむしろ誇らしげに晒すジョセフィーヌが、手に持ったナイフをくるくる回しながら言った。。
「ひぃっ………グリンスパークの47番地点だ! 親方達は9日ごとにネグラを替えるッ。あと3日はグリンスパークの洞穴に居座っている筈だ!」
「…………」

 ニナは焼きゴテを弄びつつ、じぃっと男の顔を見た。
「んー、今度はホントのこと言ってるみたいね」
「つまんなーい」
「つまんなーい」
「じゃ、このクソ野郎にゃもう用はないね」

 

 ヒュッ サクッ
 ジョセフィーヌのナイフが放たれ、その切っ先が狙い違わず男のペニスを貫いた。

 
「ヒギャアアアアァァァアアッッッッッ!」

 
 肉茎の中央を縦に刺され、男は舌を突き出して絶叫する。
「きゃははははははははははははは! これでコイツ、一生チンポの先から、精液もションベンも出せなくなったね」
「尿道をまっぷたつに裂いたから、途中から全部漏れちゃう、マヌケぇ〜っ、きゃははははははははははは!」
 双子が、肩を揺すって笑う。

「馬鹿、なに言ってるの」
 ニナが双子に向かって言った。

 
「こいつが、二度と精液なんて発射できないようにするのよ」

 
「ひぃっ…………ぎぃ、ま、まさか………や、やめて! やめてくれ! ちゃ、ちゃんと喋ったじゃないか! 勘弁してくれよぉっ!」
「お前らは、わたし達が泣き叫んだ時、陵辱の手を休めたか?」

 
 レイファが、焼けただれた顔半分を髪の毛で隠したまま、冷徹な瞳で問う。

 
「わたしのおっぱいを片方えぐり取った時も」
「あたし達のマンコをこんなにピアスで孔だらけにしてくれた時も」
「わたしにこんな刺青してくれた時も」
「………わたしの顔を焼いてくれた時も、お前らは容赦しなかった。だからわたし達も容赦しない」
 レイファが前に進み出て、ナイフの突き刺さったペニスを見る。
「わたし達の処女を無理矢理奪った挙げ句、何度も何度も薄汚れた精液を注ぎ込んだお前らのペニス」
 レイファの手が、ナイフを掴んだ。
一本残らず、この世から消し去る!

 
 ぶちぃっ

 

 レイファは一気に手元に引いた。

 同時に、男の肉棒が、亀頭から真っ二つに分割された。

 
「ギギャアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!」

 
 ぶしゅぅううー
 縦に裂かれたペニスから、盛大な血の噴水があがる。
「でも、一応役に立つ情報をくれたから」

 ニナが焼きゴテを持ってレイファの前に進み出た。
「ヒト思いにやってやるよ」
 グジュゥウウウウウウウウッ!
ぎいいいぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいッッッ!!!!」    

  ニナの焼きゴテは、縦に裂けたペニスごと、下の2つの肉袋もまとめて、ぐうじゅううううっと押しつぶした。
 焼けただれながら、焦げ潰れていく男性器。

 
 ついに男が白目を剥いて失神した頃合いを見計らい、ニナは焼きゴテを離す。
 両方の睾丸は熱で爆ぜ、ペニスは完全に炭化して平べったくなっていた。

 
「良し」

 
 レイファはそういうと、美しい裸体を翻して『女達』に命ずる。
「じゃあ、あとはコイツの残った目玉も潰し、両手両足を粉々に砕いた後、十字架に括り付けて奴らのねぐらの鼻先に突き立ててやるの。始末が終わったら教えてね」
「レイファ、全部やるの、観ていかないの?」
 ニナが、やや不満げに言った。
「ん………ちょっと」
 ちょっと口ごもってから、レイファは4人の女を残して地下室を去る。

 
「やれやれ、あたし達のレイファ」
「やれやれ、キニーにぞっこんのレイファ」
 双子が、まったく同時に両手を上げて肩をすくめた。
「まあ、いいよ」
 刺青のジョセフィーヌが、優しい笑みを浮かべて。
「このクソ野郎の始末はわたし達がちゃーんとつけてやる」
「それにしても、こいつ、ラッキーだよねぇ」
 ニナが、失われた乳房の部分を手でさすりながら呟いた。

 
「この程度で済むんだもの」
 


 

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