第九章

 

 

 

 

 カインがジョセフィーヌに後ろを犯されていた頃、キニーもまた、怒れるレイファによって後ろ手に縛られ、ベッドの上で俯けで尻を高く掲げたポジションで、その幼い肛門を抉られていた。

 
「あぁん…………ん、んんっ………うぅ………あはぁっ」

 
 枕に顔を押しつけ、後ろから突き上げられながら、少年の口から漏れるのは喘ぎ声。
「ふん、変態っ…………男のくせに、お尻に挿れられて感じるなんて、信じられないっ」
 全裸の少女レイファが腰につけているのは、いつもジョセフィーヌが愛用している『標準サイズ』のペニスバンドだった。

 こちらもまた双頭だが、女陰に挿れる分も、相手に挿れる分も、サイズはほぼ同じである。

 挿入時には潤滑用のローションを塗り込め、またキニー自身も肛虐には慣れている。

 今、少年が感じているのは被虐的な快感、それだけだった。

 
「あぅっ…………れ、レイファ………レイファぁ………」
 夢見心地で、キニーが呟く。
「気安く、わたしの名前呼ばないで、この変態キニー! これは罰なのよ、罰………分かってるのっ!? チンポばっきばきにおっ勃たてて…………先っちょから汁だして…………っ」
 彼女自身興奮しているのか、声は上擦り、顔には朱を帯びていた。

「んんっ、わかってる………うぅん…………ぁん…………ごめんね、レイファ………あぁあ〜っ…………」

「ジョーイが出ていったこと、なんでわたしに知らせないのっ………殺されたら…………殺されたら、どうする…………つもり、だったのよぉっ…………んっ」
 少女の腰使いが荒々しくなっていく。

 

 パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ…………
 キニーの尻肉めがけて、レイファは自分の下腹部を、何度も何度も叩きつけた。
 あたかも、 猛る怒りをぶつけるかのように。

「あぁっ、あぁ、僕、もう、レイファ、もうぅっ………」
「イクの? もうイクの? 変態! ふんっ、チンポなんか全然触ってやってないのに…………そんなにビッキビキににして、先っちょからだらしなく汁出して、馬鹿みたいにびゅんびゅん揺らして、びゅくってイッちゃうのね?! んっ…………んっ、ほら出しなさいっ、チンポからどびゅってするとこ、見せなさい、変態っ…………!」

 キニーの後ろをこのような形で奪うのは、レイファにとって初めての経験だった。

 いつも自分の女芯を優しく貫くキニーが、今は彼女のモノを挿れられて喘ぎ声を出している………

 この倒錯した状況が、レイファの『女』に暗い炎を灯しつけた。

 加速するピストン。
「ほらっ………ほらっほらっほらっほらっほらっ…………わたしにお尻ほじられて、女の子にケツ穴ほじられて、どびゅって出しちゃえっ…………!」
 興奮からレイファの抽送がブレ、その拍子に人造ペニスが角度を変えて、キニーの前立腺をゴリッと刺激した。
「あぐぅうっ、そ、そこ出る、出ちゃうぅううううっ!

 

 どびゅうっ! ぶびゃぁっ! びゅるぅうううっ! どびゅぅーっ!

 

 ヘソまで反り返った少年のペニスの先端から、大量の牡汁が弾ける。

 それは真っ直ぐ飛んでキニーの顔に何度も命中し、流れ弾が、ベッドのシーツ一面を汚していった。

「あぁあああんっ、出したぁあ………ホントに出したのぉ…………この、変態ぃいっ…………」
 自らの精液で顔をべたべたに汚したキニーを恍惚とした表情で眺め、レイファもまた、軽く絶頂を迎えた。

 

 長い射精が終わった後、少女は、ぐったりとした少年の肛内からペニスを引き抜いた。

 あらかじめ浣腸を施し、キニーの肛内は綺麗にしていたものの、その人造男根のまわりは、ローションとは別に彼の腸液でまみれ、汚れている。

「んっ…………ほらっ、何してるのキニー。あんたのケツ穴で汚れたわたしのチンポ、綺麗にしなさい!」

「う、うん………」
 少年はゆっくりと顔を起こして上体を起こし、ベッドの上でアグラをかくレイファの股間に近寄ると、そのペニスをゆっくりと口で頬張った。手を後ろに縛られたままの不自由な体で、キニーは器用に顔を前後させ、少女のイチモツに奉仕していく。

 
(あぁ…………キニーが、わたしのチンポしゃぶってるぅ………顔中ザーメンだらけにして、わたし、チンポぉ………)

 
 少年が口奉仕する振動が、彼女の膣奥に埋まる人造ペニス越しに伝わり、子宮奥からねっとりとした女汁がじゅくじゅくとあふれ出す。

 キニーのフェラチオは、まるで本物のペニスに行うかのように執拗で、かつ繊細なものだった。

 感じるハズもないのに舌で裏スジを舐めあげ、先端をちゅぅうと吸い、口をいっぱいに開いて喉奥まで受け入れていく。

 レイファは少年の、自分への愛を感じ、それだけでまた軽くイキそうになった。

 
「あぅっ…………─────も、もういいっ…………キニー、もういい、から…………今度は、仰向けに寝転がりなさい」

 
 キニーが言われた通りにすると、少女は煩わしげに腰からペニスバンドを取り外した。

 膣内からにゅぷっとそれを引き抜いた際、白くどろっとした液体が、かたまりになってレイファの秘孔から垂れ落ち、シーツに染みを作る。

「ふ、ふ…………あんなにいっぱい出したくせに、もう勃起してんの? もう、恥ずかしい、やつ………」
 言いながらも、その力強くキニーの股間で屹立するペニスを見て、少女は女陰の奥がじゅくっとするのを感じた。

「今度は、こっちで、罰よ………」
 少年を仰向けに寝させたまま、レイファがその上に跨る。

 硬く漲った肉槍の先端を自分の秘唇にこすりつけ、充分先端に恥液をまぶしてから、膣口にあわせ、一気に腰を落とした。

 
 じゅぶぅううっ

 
「あっ、はぁあぁぁあぅぅう〜っ」
「あうぅっ」
 挿入の瞬間、2人は同時に声をあげていた。

 受け入れ慣れたキニーのペニスが、いつもより太く硬く、優しく膣奥に感じられる。

 根元まで少年の肉棒を飲み込んだレイファは、身体を倒し、少年の頬に舌を這わせ、付着していた精液を舐め取った。
「………濃い………すっごい濃い、キニーのザーメン………」
「うん」
 レイファがキニーの顔中にまぶされた精液を全て舐め取ると、彼女はそのまま彼に唇を合わる。
「ろんれ……」
「うむっ………んっ」
 少女は口にためていた精液を、自分の唾液に混ぜて少年の口に流し込んだ。

 彼は舌ごしにそれを受け取り、んくっ、んくっと飲み込んでいく。
「ぷはぁ……………………どう? 自分の出したのの、お味は」
「ん………なんか、苦くて…………でもちょっと甘いよ」
 キニーは率直に感想を口にした。
「───────レイファ、もう、怒ってない?」
「怒ってるに決まってるでしょ!」
 そう言いながらも、レイファは笑みを浮かべている。
「じゃ、手、ほどいて」
「ん………」
 彼女は少年の背中に手をまわし、縛っていた両手を解放した。

 

 2人は繋がったまま互いに抱き合い、長い口づけを交わす。

 
「わたし、本当はね…………ありがとうって、言うつもりだったの」
「ん」
「ジョーイを助けてくれて、ありがとうって…………でも、そう言おうとしたら、急に悲しくなって、なんだかハラが立ってきて………」
「うん」
 キニーの目が、まっすぐにレイファの、半分焼けただれた顔を見つめている。

 少女の双眸には、涙がたまっていた。
「もしかしたら、キニー、あの馬鹿カインにやられて、死んじゃったかも知れないんだって、そう思うと、なんだか、なんだか…………」

 
「僕は死なないよ」

 
 少年がレイファを見つめたまま、ゆっくりと告げる。
「だから…………ね? 泣かないで」
 キニーの手が、少女の両肩を柔らかく掴み、ぐいっと自分の方へ寄せた。

 小振りな乳房が、彼の胸でむにゅっと押しつぶされる。
「…………ね、キニー」
「なに」
「今日、もう、疲れちゃった。このまま………このままで、寝てもいい?」
「………ん、いいよ。でも」
「でも?」
「…………寝てる間に、レイファの中に出しちゃうかも」
「馬鹿」
 少女が、キニーの耳たぶを甘噛みした。
「…………馬鹿キニー、今日、わたし、ちょっと危ない日だよ?」
「知ってる」
「出したまま、洗わないで寝ちゃったら…………キニーのチンポで、栓されたまま寝ちゃったら、わたし、妊娠、するかも」
「かもね」
「…………させたいの?」

 
「うん」

 
 少年は即答した。

 レイファは顔を赤く染め、すねたように顔をキニーの首筋に押しつける。
「……………………じゃぁ…………か、勝手に、すれば」
「ん…………」

 
 キニーは少女の顔に手を這わし、最後に唇だけの軽いキスを交わす。
 そのまま2人は互いに繋がったまま、ゆっくりと眠りについた。
 夢の中で、キニーとレイファは共に、何度も何度も交わった。
 心の芯まで熔けるような、安らかな陶酔。
 

 少年は、眠ったまま少女の膣奥で、朝までに5回もの射精を果たしていた。

 

 

 

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