第三章

 

  

 レイファ達5人は、逃げ出してから半年もの間────────自分たちの村を襲い、男達を皆殺しにし、女達を陵辱し尽くした山賊団、『山嵐』に復讐するための策を練り上げていた。先日捕らえられ、少女達によって去勢した山賊団の1人は、『山嵐』の本拠地の前に、その無惨な姿をさらした。

 
 男性器は焼け焦げて原型を留めず、両方の目玉は抉られ、舌は切り取られ、脚の筋は切断されていた。

 山賊の首領、ゴルドーはその残骸と化した部下を自らの手で殺し、部下に指令を飛ばした。

 
「あの女達を生きたまま俺様のもとに連れてこい! 生皮を剥いでやる!」

 
 レイファ達5人が逃げた後、ゴルドーは村の女達を残らず奴隷商人に売り飛ばしていた。

 これ以上逃亡者が出ないように、との処置であったけども、どうやらそれが裏目にでたようだ。

 
「親父………」
 ゴルドーの片腕にして、その長男。『独眼』のカインが言った。

「あのレイファは俺にくれよ。手足をもぎ取って、俺専用の便所にしてやる」

 
「じゃ、俺はニナだ」
 次男のゴザが、舌なめずりして。
「次は残った乳房も抉ってやる」

 
「俺は」

 三男のボックが続いて、
「裏切り者のキニーのチンポ潰して、ケツの穴を何時間も犯してやる」
「良し」
 ゴルドーは鼻息をつき、息子達に指令を下した。
「行け」

 

 

 

 

 最初に捕らえられたのは、次男のゴザだった。

 
 部下11人を引き連れた彼は、レイファの仕掛けた罠にかかり、落とし穴に落ちた。

 中はガスで満ちており、彼らは全員ほどなく意識を失ったのだ。
 

 

「お目覚め?」

 

 優しげな女の声で、ゴザは目を開いた。
 彼は全裸で、大の字になって床に横たわっている。

 手首、足首は、それぞれ鉄の輪で地面に固定されているようだ。
「て、テメェ!」
 ゴザの目の前にいる全裸の女は、彼が犯しながら、片方の乳房を抉ってやったニナだった。
「アンタに会えるのをどんなに待ち望んだか、わからないでしょうね………」
 彼女の手には、何十本もの細い針の束が握られている。
「くっ、俺の部下はどうした!?」

「アンタの部下は解放した」
 ニナが、もう片方の手に握ったロープを、ゴザに見えるようにぐい、と持ち上げた。

 
「!」

 
 ロープには、11本のペニスが、糸で縫い付けられて、ぶらぶら揺れていた。
 それぞれの肉棒の切断面からは、まだ血が少し滴っている。
「全員のチンポを切り取って、目玉を潰して、両手首を切断したあと、先の砂漠で解放したのよ。先には街もあるし、運が良ければ命だけは助かるでしょう。うふふふふふふ、アンタにも見せたかった…………あの腐った男達のチンポが、一本、一本、ノコギリで、ぢぐぢぐぢぐぢぐ、ぢぐぢぐぢぐぢぐ、時間をかけて…………千切られていく姿。大の男が、全員…………みっともなく泣き叫んで、許しを請い…………あげく、馬鹿みたいに糞尿をまき散らした。そう、まさにわたしが、アンタにおっぱいを抉られた時、そうしたようにね…………」
「う、ぐぅっ…………俺に手を出して、タダで済むと思うなよ! 俺の親父や兄弟が、必ずテメェとその仲間に報復するぜ!」
「ふふふ、そうそう」
 ニナはしゃがみこみ、ゴザの陰茎に指を這わせた。
「それぐらい威勢が良くないとね」
 彼女の指業で、ゴザのペニスはあっけなく勃起する。するとニナは、その肉棒の根元を素早く革紐できつく縛った。
「これで射精できない」
「ど、どうする気だ」
「決まってるでしょう」

 ニナは冷酷に微笑んだ。
こうするんだよっ!
 ぐざっ

 
ぎぃいいいぃいいいいいいいッ!

 
 細い一本の針が、狙い違わずゴザの勃起したペニスの尿道口に突き刺さった。

「こんなぐらいで降参しないでよね…………膨張したチンポに、針を刺される痛みってば格別でしょ? でも、わたしが受けた傷にくらべたらカワイイものよ。そらっ」
 じゅぎゅうっ

 今度は亀頭のまん中を突き刺す。

 

アギャアアアァァアアッ!

 
「そらっ、そらっ、泣け、泣け、馬鹿みたいに泣き叫べよぉっ!」 

 容赦なく、次々とゴザのペニスを刺し貫くニナ。

 男はそのたびに絶叫し、幾度となく脱糞した。

 もっとも、肉棒は根元で縛られているので、尿を飛ばす事はない。

 ニナの手の針が在庫を失った頃、ゴザの男根は針山のような有様となった。

 男はすでに息も絶え絶えで、口端から口角泡を溢れさせ、白目をむいて拘束された手足をびくびくと痙攣させている。

 

「お前はわたしに、よく金玉の奉仕をさせたっけね」

 
 ニナは身をかがめ、大きく開かれたゴザの股間に顔を寄せて、その肉袋の1つを口に含んだ。

 器用に舌と歯を使って中身のしこりを奥歯に挟み、しばらく甘噛みして弄んだ後、一気に噛みつぶした。

 ぐちゅっ

 

「ぎぃいやぁぁああぁぁあ〜ッ!!!!!!!!!」

 

 片方の睾丸を噛み潰され、ゴザは狂ったように悲鳴をあげた。
「もう1個」
 ぶちゅっ

 

「ほぎぃいぃぃぃいい〜ッ!!!!」

 同時に、ニナは肉棒の根元を縛っていた革紐を解放した。

 

 ぶびゅううぅぅーっ! じゅびゅうっ! どびゅっ!

 

 数十本の針で貫かれたゴザのペニスの先端から、血液混じりの白濁液が、噴水のように吹き上がる。

 射精とは本来快楽を伴うものであるが、無数の針で痛めつけられた肉棒は発射のたびにひどく痛む。

 まして、男の急所を潰されたショックによる射精だ。

 ゴザはただ、泣き叫びながら腰を震わせ、人生最後の射精に身を任せるしかなかった。

  

「あははははははは! タマキン潰されて射精してやんの! いいよぉ、ミジメだよぉ…………血に混じったそのザーメンが、アンタの最後の射精なんだ。おい、キニーも見てよ、あんたの兄貴の哀れな姿を」
「き、キニー………?」
 ゴザの視界に、気の毒そうな顔をした弟の顔が入る。
「兄さん」
 キニーが言った。
「これも、報いなんだよ」

 少年はニナと交代にゴザの股間へとしゃがみ、その萎びたペニスに刺さった針を機械的に抜いていく。
「いぎぃっ…………て、てめぇ………がぃいっ……………裏切りもの…………殺して、ひぃっ、やるぅっ…………」

 
「アンタには永遠に無理だよ」

 

 ニナはうっとりとした顔で、キニーに金おろし器を手渡した。

 本来は、大根などを摺り下ろす為の道具だが、少年はその無数に刃のついた面をゴザの男根の先端に合わせ、亀頭からぐじゅぐじゅと削りだした。

 
ぎゃあああッッッッッッッー!!!!

 

 実の弟が、兄のペニスをどんどん削り落としていく。

 血まみれのミンチが、ゴザの下腹部に積み重なった。

 ニナは、その陰惨な光景を眺めながら、くちゅくちゅと股間を指で慰め、残った乳首をくりくりと刺激している。
 ゴザは涙とヨダレと鼻水をまき散らし、半狂乱になって首を左右に振り立てていた。

 
「これよぉ…………んふぅっ、これ、これが見たかったぁあああんっ!」

 

 キニーの行為は、ゴザの肉茎が根元までミンチと化すまで続けられた。

 


   


 

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