第23章

 

 

 

「よく考えた方がいい、麗香くん」

 

 彼女の下から、一郎の声。

 

「君が摂取した強制排卵剤の効果は確かなものだ。山泉くんが今言ったように、君は僕の精液で、まず確実に生命を宿すことになるだろう。女性にとって、胎内で子を育て、出産するというのは大変なことだ。体調も崩すし、時として精神も不安定になる。出産後も、その子をちゃんと育てないといけない。もちろん子供が生まれたら、僕や山泉くんも、その子の育児や教育を手助けしてあげることはできるが…………それでも君は、僕のペニスを君の膣内に挿入して欲しいかな?」

 

(れ、麗香…………)

 

 一郎の股間にまたがったまま、麗香をじっと見つめる拓郎。

 

 引き留めたい。

 

 たとえペニスも睾丸も失っても、男としての気持ちはまだ拓郎の内部に存在していた。

 もう死ぬまで麗香とは交われない身体。

 その絶望的な答えを眼前に晒されてもなお、拓郎は麗香に心を寄せていたのだ。

 彼のそれは、ある種の不条理ともいえる独占欲。

 他のどの男の肉棒も、麗香の膣に挿れることは許されない。

 それは相手の幸せを考えたものでも、麗香を愛しているからでもない。

 ただ、心を寄せた相手。

 自分の所有物だ、という歪んだ感情。

 

 今すぐにでも身体を起こし、一郎を殴り倒して麗香を引き離したい。

 が、彼の身体は、ピクリとも動かなかった。

 たとえギプスに覆われているとしても、ここまで全く動かせない、というのは考えられない。

 

 まさか…………

 

 そんな言いし得ぬ恐怖が、内部から拓郎をじわじわと圧迫していた。

 

 

「わ、わたしは…………」

 

 ついに、麗香がその口を開いた。

 

「……………………わたしは、一郎のチンポをわたしのマンコに挿れて欲しい。挿れて、擦って、どびゅびゅって、いっぱい出して欲しい。一郎の赤ちゃんの種で、わたしの子宮の中いっぱいにしてもらって、妊娠したいよぉっ。わたし…………………最初は、その、あんまり好きじゃなかった。一郎のこと、なんか不気味な奴とか、そんな感じで…………でも、なんか、一緒に話してて、純さんなんかから一郎の話とかも聞いて、そのうち何だか…………………ちょっと、好きに、なってきた感じなんだよ。毎晩、もう妊娠してるのに、純さん、一郎のチンポ挿れられて、擦られて、すっごく幸せそうだった。中にいっぱい出されて、心から満たされてる感じで…………わたし、それ見てて、なんか、羨ましかったんだ…………………いいなぁって。わたしも欲しいって。わたし、一郎の……………………その、赤ちゃんだったら、産みたい。ちゃんと産んで育てたい。だから……………………」

 

「よし、じゃあ、目隠しを取ろう」

 

 言って、一郎は横臥したまま麗香の身体を引き寄せ、後ろで縛ってあった彼女の目隠しを取ってやる。

 少女は少し眩しそうに眉を寄せ、やがて慣れゆく視界の先に、一郎の顔を見た。

 その瞬間、何故か麗香の双眸から、つーっと涙が落ちる。

 

「いいよね、もう…………」

 

「構わない。ただ、最後に、君の彼にも挨拶した方が良いよ」

 

 ゆっくりと手を伸ばし、一郎が麗香の顔を、横────────隣のベッドに半身を起こした状態で横たわる、変わり果てた山下拓郎へと向けた。

 

「…………た、拓郎」

 

「ふぅー、ふぅー」

 

 目を血走らせたまま、拓郎が口にはまったギグ越しに、息を荒げてこちらを睨んでいる。

 麗香の頬を滑った涙が、「ぽつっ」と落ちてベッドのシーツを濡らした。

 

「ごめんね、タク…………………それ、あの4人にやられたの? でも、仕方ないよ、それは。だってタクが、あの4人にひどい事したんだから。わたし、タクがあんな男だって思ってなかった。もっと優しい奴かと思ってたのに…………。あのね、タク。タクのこと、好きだったけど、あの日、わたし、終わったなって感じだった。わたし、一郎のことが好きになっちゃった。もしかしたら、初めて男を好きになったのかも知れない。こんな感情、初めてだもん…………………この人の赤ちゃん、産みたいって…………だから、タク。わたしの事はもう忘れて。わたしも、タクのことは忘れるから…………………でも、最後に、わたしが一郎のチンポで受精して、子作りするとこ見せたげる。それを見て、タクも…………別の女の子つくって、その子とちゃんと愛し合って、赤ちゃん作って…………」

 

 麗香の角度からは、拓郎の無惨に晒された股間部分は死角になって見えない。

 彼女は知らないのだ──────もう拓郎が、麗香とも、他のどんな女とも、子作りなどできないことを。

 

(くっ…………くそぉ…………くそぉおおおおおお…………ッ!) 

 

 拓郎の目から、涙が溢れ出した。

 

 麗香からもたらされた、完全なる決別。

 身体だけではない、拓郎は心までも麗香が自分から背を向けたのを実感した。

 もう彼女の心中のどこにも、拓郎の場所はない。

 

 たとえ今、口がきけたとしても、麗香は止まらないだろう。

 

 

「あぁあ…………………一郎の、一郎のチンポの先っちょ、わたしの穴に当たってるぅう…………」

 跨ったまま、麗香は自分の手で一郎の肉槍を誘導し、濡れぼそった秘芯にくちゅくちゅと擦りつけた。

「うーん。3日間も我慢していたわりに、結構余裕あるね、麗香くん」

 一郎が、あくまで普段通りの口調で感想を述べる。

「ないぃい、余裕、ないよううぅっ…………挿れて、いいよね? マンコの奥、一郎のチンポでぐりぃいって、ぐりぃいってしてもらっても、いいんだよね?」

「うん。君の好きにしなさい」

 

 その彼の言葉を待ち望んでいたかのように、麗香は頷き、そのまま一気に腰を落とした。

 

 ぐじゅぅううううっ

 

はッ、はぉおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉお〜ッッッ!!!!!」

 

 一気にその餓えた膣肉を抉り、最も欲しかった子宮口に一郎のペニスが到達した瞬間、麗香は稲妻に打たれたような衝撃を味わった。

 全身が勝手に痙攣し、折り曲げた足の先はぴん、と伸び、大きく開かれた口から舌先を突き出し、彼女は歓喜のオルガズムを何度も何度も迎える。

 

(あぁあああ、いぐぅうう、挿れられただけでいぐぅううううッ! …………と、止まらないぃいい、どんどん、どんどんいっぢゃうのぉおおおおっ…………!

 

「麗香くん、今、話聞ける?」

 

 下から、一郎の声。

 

「あぁああ、おおぉおおおお、あぅう、にゃ、にゃにぃ?…………なにぃ? 一郎…………」

「前にもいったけれども、僕は射精をある程度コントロールできる。だから、君が長く愉しみたければ、1時間でも2時間でも延々と続ける事が可能だ。だが、もうこれで終わりにしたい、もうこれ以上はもたないと思ったら、いつでも言ってくれて良い。その時は、僕も君の膣内に射精して終わろう」

「う、うん…………あぁあ、おぉぅううっ…………ま、まら、まら大丈夫………う、動くぅう、動くよぉおおお、あぁああああっ!」

 

 上半身を一郎の胸板に落とした状態で、麗香はくにくにと腰を動かして、胎内に埋まった肉棒の感触を貪欲に味わった。

 

(あぁあああ、か、固いぃい、太いぃいいいいい……………それに長くって、奥までちゃんと届いてるぅうっ…………………優しくぅ、優しく届いてるぅうっ………!)

 

 腰を揺するたび、カリ太の亀頭が、麗香の膣襞をゴリゴリと掻きむしる。

 内部で感じる、男の脈動。

 子宮口に密着しているのは、ペニスの先端。尿道口。

 濃厚な精を射出するその筒先が、自分の『女』の奥に照準を定めている。

 それを想うだけで、麗香はイッてしまった。

 

「ね? 麗香ちゃん、一郎さんのチンポ、気持ちいいでしょ」

 

 すぐ傍まで来ていた純が、穏やかな口調で囁きかける。

「あおぉおおおッ…………うんっ…………うんっ! いぃいい、す、すごぉおおいぃい………………チンポぉおおッ……………ちんぽしゅごいのぉおおお〜っ!」

 麗香は濡れた眼を純に向け、呂律の回らない口で言った。

「ふふ、出かける前に、おトイレ行っておいて良かったでしょ? あのまま出かけてたら、今頃、シーツが麗香ちゃんのオシッコでびしょびしょになってたと思うよ」

「あぁあああっ…………うん……………うん、そうぉ……ああぁおおおうっ、わ、わたし…………ぜったい、ぜったい、お漏らし、しちゃってたぁああああんっ…………」

 

 絶頂。

 また絶頂。

 イッてもイッても、まだ終わらない。

 それは麗香が知るセックスの概念を完全に超えていた。

 

 涙、鼻水、涎で、彼女の顔がべたべたになっている。

 もう腕に力が入らない。

 乳房は一郎の胸板に押しつけられ、腕は力無く「くにゃっ」となって彼の腕にかかっていた。

 

 勝手に腰が動いている。

 膣内の感触をより深く激しくする為に必要な動きを、少女の身体が覚えている。

 子宮の奥で、覚えていた。

 

 そんな彼女を、『元』恋人を、絶望とともにただ見ているしかない拓郎。

 自分が処女膜を破り、女にしてやった麗香。

 自分の身体の下で、拓郎のペニスに秘孔を貫かれて喘いでいた麗香。

 その全ては偽物だった。

 

「あぁあああああ、いぐぅうう、またチンポでいぐぅううっ! あぃいいいいいい、と、止まらにゃいひぃいいいいい〜…………ッ!

 

 心底身体の奥底から一郎を求め、その男根を女の部分に受け入れる麗香の姿は、あまりに淫猥で、美しかった。

 

 

 

「あぁあああああ、いぃいい、と、トモヤ、トモヤくん、もう出そう? 出して、出してっ! わ、わたしのぉお、わたしの中で、白いの出してぇええっ!」

「あぁああ、うう、か、カナッ、出すぞ、カナ、中で…………ッ」

「いい、ぃいいいい、いいよ、いいよぉお、とも、と、トモォオ、トモヤの、チンポ汁でぇええええ、カナをぉおっ、カナの女の子を種付けしてぇえええっ!」

 その隣のベッドでは、我慢できなくなったトモヤとカナが、全裸で激しく交わっていた。

 

 

 

 

 トモヤがカナの膣奥に3度目の射精を終えた頃、とうとう麗香にも限界が近づいた。

「あぁあああ、おぉおお…………………ほぉお、も、もぉお、い、いちろぉお、いちろぉのぉお、ザーメン、ザーメンんん、きて、きてぇええっ………!

 麗香は立て続けに起こるアクメに、脳が真っ白に冒されていくのを感じていた。

 

 まだ意識があるうちに、一郎の精液が弾けるのを、奥で感じたい──────

  

 少女の残り少ない理性が、ただそれだけを願っていた。

 

「よし、じゃぁ…………そろそろ出そう」

 一郎は言って、力無く寄りかかっていた麗香の身体を、結合したままの状態で持ち上げ、体勢を入れ替えた。

 彼女の背中に、シーツの感触。

 麗香は仰向けになった。

 正常位。

 

(あぁあ…………こ、これで、これで出して、くれるんだぁああ…………嬉しいぃい…………っ)

 

 少し間をおいた後、一郎は麗香の腰を掴み、猛烈な勢いで腰を使いだした。

 

 パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ───────

 

「あぁああああ、あぁああうううううううう、ほぉおおっ、おぁあああああああああああああああ〜っ!

 

 激しく出し入れされる肉槍。

 恥液がもの凄い勢いで飛び散り、その一部は隣のベッドの拓郎のシーツにまで届いた。

  

「よし…………じゃあ、出すぞ……………………」

「ぁああああああああああぁぁあぁ、くるぅううううぅぅぅうっ、中にぃいいぃぃぃっ、ながにぃっ、ぐるぅううううううううぅぅぅっ!

 

 最後にズシッ、と根元まで押し込んだまま、一郎はとうとう肉棒の堰を解放した。

 

ずびゅぅうッ! どびゅるぅッ! ばびゅるぅッ! びゅるぅッ! どびゅびゅぅッ! ぶびゅるぅッ! 

 

あひぃッ、ひぉおおおおぉぉおぉおぉぉぉぉお───────────ッ!!!!!!! 」 

 

 迸る白濁液が、びしゅ! びしゅ! と密着した子宮口に直接叩き込まれた。

 弾ける。弾ける。麗香の膣奥で断続的に弾け飛ぶ子種汁。

 どくっどくっと蠢動する肉茎から放たれた熱液が、後から後から尿道を通って先端から迸り、少女の膣内に、子宮に、女の全てに注ぎ込まれていく。

 妊娠する一郎の精液。

 間違いなく孕まされる一郎の精液。

 それを奥で大量に放たれ、注がれ、植え付けられるその満たされた至福感。

 まだ流れ込む。

 まだ弾ける────────

 

(あぁあああああ、そ、注がれてるぅううう…………………絶対赤ちゃんできちゃう一郎の精子ぃい、わたしの、子宮、溶かしてくぅううううっ……………………あぁあああ、まだ出るぅうっ、まだ出てるぅうううっ! 一郎のチンポ汁ぅ、子宮の中の、わたしの卵子、犯してるよぉおぉっ…………あぁあああ、だめぇえ、あ、もう、分かった、わかっちゃったぁああっ……………………今、ぜったい、今ぜったいわたしぃい、赤ちゃんできちゃったのぉお、わかっちゃたぁああぁあっ……………………!)

 

 きゅんっ、きゅんっ、と膣道に埋まった肉棒を締め付けながら、麗香は一郎と唇を交わしていた。

 

(そ、そういえば…………わたし、一郎とキスしたことぉお、まだ、なかったんだっけぇ…………………中出しされて、孕まされながらぁ………ファースト、キスぅうう………)

 

 くちゅくちゅと舌を絡め、麗香の目がとろんとなった頃、ようやく一郎の射精が終わった。

 胎内には、射精直後だというのに、まだ硬度を保つ肉槍が刺さったままだ。

 麗香は脱力し、赤ん坊が母親の乳首を貪るように、一郎の舌を啜っていた。

 

「麗香ちゃん、赤ちゃん、できちゃったね」

 

 純が、彼女の耳元で言った。麗香は一郎から口を離し、すぐそばまで顔を寄せた純を見る。

 

「……………………うん…………分かった…………できちゃった…………」

 

 満足そうに微笑んで、少女は今度は純と唇を重ねた。

「んふぅ…………ぁあ、美味しい舌。ね、麗香ちゃん、左、向いて…………拓郎くんとは反対側のベッド」

 言われるままに麗香が首を向けると、そこでは全裸のトモヤとカナが、今の自分達と同じ体位で抱きしめ合っていた。

「もう終わったみたいだけど、あの子達、麗香ちゃんと一郎さんのセックス見て、我慢できなくなったの。あんなに何回も中に出して…………もしかしたらカナちゃんも、今日トモヤくんとの赤ちゃん、できちゃったかも知れないね…………」

 

 彼女より年下のカップルは、満足そうに互いの身体を重ね、唇を交えている。

 

「うん……………………そうだったら、いいね」

 

 麗香は、そんなカナ達を見て、緩やかに微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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