第十八章

 

 

 


「ビデオでも観ましょうか」

 
 夕食後、純は軽い調子で麗香をさそった。
 大きなテレビ。
 麗香の家のそれの、ざっと4倍はある。

 純は少女を連れてソファに連れて、膝の上で開いたノートパソコンをかちゃかちゃとやり出す。
「ビデオ、というかハードディスクに録画してあるムービーを、テレビ画面に映すわけだけれども」
 無線で繋がっているのか、純が操作を終えてパソコンを閉じると、前の大画面に動画が映し出された。

 
「あぁっ!」

 
 思わず麗香が声をあげる。
 それは、昨夜の、純と麗香がケンジ達に犯されているシーンだった。
「すっごい高画質でしょう? これ、編集後のやつだから、メインのオイシイところもバッチリズームで…………ほら…………ちょうど、最初の男の子の粗末なチンポが、麗香ちゃんの綺麗なマンコ穴に入っていくところ…………」
「いやぁ! と、止めて、止めてよっ
 麗香は必死になって純の肩を揺する。

「なんで? すっごい綺麗に撮れてるよ…………ちゃんと35ミリフィルムで撮影したやつだから、小陰唇のヒダヒダまでばっちり…………あれ、わたし、お尻にあんなほくろあったんだ…………ちょっと新発見」

 

『へへへ、俺のチンポいいだろぉ…………チンポいいって言ってみろよぉ、麗香ぁ!』
『い、いやぁああ…………や、やめぇ…………あぅう、ふうぅう…………あぅんっ』

  

 麗香は両耳を押さえ、顔を下に向けて震えていた。

 その彼女の手を、純はそっと上から撫でる。
「麗香ちゃん」
 優しい声で、純。
「麗香ちゃん、顔をあげて。ちゃんと見なさい。逃げないで…………………ほら、頑張って」
 

『あぁあああああ、いやぁあああっ』
『おぉおううう、出した、めっちゃ出たぁ〜………ひひ、麗香の中に出してやったぜ!』

 
 麗香は、目に涙を浮かべ、その光景を見た。
「…………ね? どうってことないでしょ。画面の中の貴女、ちっとも感じてない…………馬鹿な粗チンの男の子達が、勝手に腰を振って嬉しがっているだけ…………………貴女は、集団レイプという状況に興奮しながらも、期待はずれの粗チンばかりで、とってもガッカリしてたの…………………麗香ちゃん、わたしに『演技してた?』って聞いたでしょう? でも、貴女も演技してたのよ。ガッカリしたら男の子達に悪いから、犯されて泣き叫ぶフリをしてたの」
 
(…………え?)
 
 麗香が、純の顔を見た。
「でしょ?」
 にっこり微笑む純。
「あ、あたし、あたしは…………」
 

(あたしは…………)

 

「あらら、わたし、何だかんだいってすっごいクリちゃん勃起させてる。粗チンでも、やっぱり『自分が年下の男の子達を犯してる』ってイメージで、それなりに感じてたのねぇ〜」
 画面上の自分を見て、人ごとのように純が言った。
「演技…………」
「そ、演技。麗香ちゃんは優しい子なの。もっとも、女の子はみんな基本的には優しい子ばかりなんだけれど…………だから、トモヤくんに犯された時も、罪悪感で潰されそうになってたんでしょう?」
 

 ずくっ
 
 麗香は知らず胸を押さえて顔をしかめた。

 思い出したくない記憶。
 
「貴女はあの粗チンの男達や、ゴリラみたいに凶暴な拓郎くんに影響されてただけ。本当の貴女は、優しい女の子なの」
「うぅう…………うぅっ」

 
 少女の双眸から、つぅーっと涙が零れる。
 どうして泣いているのか、自分でも分からない。
 しかし、とにかく、何かが悲しかった。

 
「うぅ…………ひっ…………………ッはうぅうっ!
 突然、股間に侵入した感触に、麗香は首を仰け反らせる。
 純が、麗香のスカートの中…………パンツの内部に指を忍ばせたのだ。
「泣かないの…………ほら、画面変えましょ」
 空いている方の手でリモコンを操作し、純は画面を切り替えた。
 
『あぁああああああ、ひぎぃいい、ちんぽぉお、チンポいひぃいいいっ!』
 
  モニターでは、一郎のペニスを受け入れ、目隠しをされたまま泣き叫ぶ麗香の姿があった。

 

「軽くイカせてあげる」
 言って、純は麗香のパンツの中で、5本の指を激しく動かし始めた。
「はおぉうっ…………んっんっ………うぅん………ふっ………はぁ…………」
  

 くちゅ、くちゅ、ちゅ、ぷちゃ………

 

 女のツボを知り尽くした、同性ならではの愛撫。

 膣口の入り口を丹念に擦り、淫核の皮を剥き、転がし、襞に爪を沿わせ、這い、トットットットッ、と指の振動で尿道口を刺激する…………
 

 自然に重ねられる唇。
 麗香の舌が、貪欲に相手のそれを貪った。
 少女の手が、無意識に自分の乳房を揉みしだいていく。
 

(あぁああ…………うぅう……………………うぅ…………く、くるっ、くるぅっ………)
 

 その時、玄関の扉ががちゃ、と開いた。

 
「ただいまー」
 一郎の声。
 
(え! な、何でッ、う、うそっ、そんっ………)
 
 まさかの声に困惑した麗香の隙をついて、秘芯を弄んでいた純の指が、ぴしっ、とその剥かれたクリトリスを弾く。

 
ぉッひッひぃぁああああああぁ────ッ!!!!!

 
 麗香は思わず純にしがみつき、内股をガクガクと痙攣させて絶頂に達した。
「あ、先生。お帰りなさい」
 純は、アクメに震える麗香の頭を撫でながら、ソファの向こうから振り返って一郎を見る。
「………えーっと。何してるの、山泉くん」
 ショルダーバッグをおろし、いつもの表情で一郎が尋ねた。

「リラックスをと思いまして」 
 純が笑う。

「あ、そうなの?」
 

「あぅっ…………ん、んぁ…………」
   

 アクメの余韻にひたり、麗香はぼぅっとした瞳をガラス張りの天井に向けていた。

       

 

 

 


   

 

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