第十一章

 

   

 長い口づけが終わると、麗香は『純子』に、裸になるよう命じられた。

 
 一瞬、抵抗を覚えた麗香だったが、一郎にされた脅迫のこと、子宮の疼き、純子のもたらした同性同士の接吻の快感に飲まれ、言う通り服を脱ぎ始める。ブラジャーを外し、パンツをおろしたところで、純子がそのプロポーションを褒めた。
「綺麗な肌………胸の形もいいし…………アンダーヘアも、とってもいやらしい…………」

 
 麗香は赤面する。

 
 この純子にそれを言われてしまうと、どうしてもコンプレックスを刺激されるのだ。
 確かに自分の顔立ちや、スタイルには少なからぬ自信があった。

 が、目の前の年上の女性は、まさにその点、麗香から見ても羨まむばかりの造形をしている。

 
「さ…………ベッドの上で愉しみましょう」

 
 手を引かれ、麗香は一瞬、一郎の方を見た。
「………ん? なに?」
 片眉をあげて、一郎。
「あん………一郎さんに気があるの? 大丈夫…………………貴女のぐちょぐちょのアソコ、あとでたっぷり満足させてあげるから………」
 少女の耳元で純子が囁く。
「え、あ………」
 麗香は混乱したまま、純子と肌を重ね合い、そのままベッドに横たわった。
 仰向けになった麗香に、上から純子が覆い被さる。
「貴女…………女の子同士は、はじめて?」
「え、あ…………うん」
 頷く麗香。

「じゃあ、こんなのも、きっと初めてね………」
 彼女は自分の乳房を両手で掴むと、それを麗香のそれに尖端で重ね合わせ、押しつけたままぐりぐりと回し出した。
「あぁ…………ちょ、こんっ…………ふぅっ………」
 柔らかい乳房同士での愛撫。
 指とも、舌とも違う、滑らかな官能。
 乳房の愛撫を続けながら、純子が麗香に再び唇を重ねてきた。
「はむぅ…………えぅっ…………」
 少女は、今度は自分から舌を積極的に絡め出す。
 
(あぁあ……………………あぅ…………き、きもち、いい…………)
   
 とろけ出す精神。
 全身の感覚が、乳首と秘処を中心にして、熱っぽくなっていく。
 純子との交わりに夢中の麗香は、一郎が寝室から外に出たことさえ気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………何してるの?」
「うわっ!」
 唐突に現れた一郎の声に、トモヤとカナは、ベッドの上での口づけを中断した。

「な、いきなり、入ってくんなよ、兄貴!」
 顔を真っ赤にして、トモヤが怒鳴った。
 カナはトモヤ以上に顔を紅く染め、しゅんと下を向いている。
「あぁ………いや、別に続けてくれても良いけれど……………………せっかくモニタで、君らが依頼した復讐劇が見られるんだからさ、そういうのは、全部終わってからにした方がいいんじゃない?」
 一郎は煙草に火をつけ、ベッド傍の椅子に腰掛けて言った。

 
 ここは、『純子』と麗香が現在絡み合っているスイートルームの隣の一室。

 トモヤとカナの乗っているベッドの先には、寝室用のテレビが置かれており、そのビデオ入力端子は、ビデオデッキのようなものと接続されていた。

 テレビ画面には、天井から俯瞰でとらえた、2人の女の絡み合う姿がリアルタイムで映し出されている。

 トモヤとカナは、麗香達の痴態を眺めているうちに興奮し、知らず唇を重ねていたというわけだ。

 
「は、はい…………ご、ごめんなさい、お兄さん」

 
 子ウサギのように縮こまって反省するカナ。
 トモヤとカナは、ともに私服姿だ。

 カナの両親には、わざわざ神崎一郎と、その『助手』山泉 純の2人が自宅に赴き、外泊する旨の許可をとりつけていた。

 つい最近レイプされ、引きこもっていた娘の親に、どういって外泊の許しをとりつけたのか、トモヤには見当もつかない。

 が、この兄なら、それぐらいの『作業』は造作もないだろうことも、少年はよく知っていた。

 
「本日のこれは、先日に比べると実験の要素が薄い。どちらかというと、トモヤやカナくんに依頼された『復讐』の方に重きをおいたものとなっている」

 
 無表情のまま、一郎が煙をくゆらし、2人に説明を始めた。
「段取りとしては、まず、山泉くんが田中麗香に対して愛撫を行い、彼女の性感を充分に高めておく。ここに来る前にも、僕は喫茶店で、先日の彼女に対して行った『実験』の映像を見せたりしているので、彼女の性的嗜好、性格傾向から鑑みると、この時点で耐え難い膣内感覚への『餓え』を覚えていることだろう。そこで、あのカナくんを強姦したという、不良の4人組の登場だ。彼らには、前回の実験の映像入りのビデオテープを与えてある。もっとも、複製はできず、また明日になれば磁気テープの部分が劣化して使い物にならないよう細工してある特注のものだが…………そのビデオの最後の方に、今日、この時間、このホテルの隣の部屋で、田中麗香が『親戚の女性』と性的交歓を行っているむね、記しておいた。念のため、知り合いの探偵に彼ら4人を張らせておいたのだけれど、案の定、今、男性器をズボンの中で隆起させつつ、このホテルに向かっているようだ。彼らは、田中麗香…………自分達のボスの愛人で、うかつには手を出せない高嶺の花の弱みを握ったと確信している。誰がビデオを送ったのか、とか、そこまで思考が回らないか、回っても欲望を優先させるのが、ああいった種類の馬鹿の馬鹿たるゆえんだ」

 
 カナが、ごく、と唾を飲み込んだ。

 
「…………あとは、まぁ、現場に4人が踏み込み、田中麗香はそのまま彼らが飽きるまで強姦されるだろう」
「ちょ、ちょっと待てよ、兄貴!」

 
 トモヤが一郎の説明に割ってはいる。

 
「まだ途中なんだが…………まぁいい。何だ?」
「だって、それ、純さんはどうするんだよ? あんなところに来られたら、一緒に犯されちまうじゃねぇか!」
「うむ、当然そうなる」

 一郎は表情を変えず、淡々と返した。
「もっとも、どちらかというと、男子高校生を、山泉くんが犯すといった方が、表現としてはより妥当ではあると思うけれど………」
「そんな、お兄さん、純さん、他の男の人にやられちゃうんですよ? イヤじゃないんですか? それ、それに…………」
 カナが言いにくそうに口ごもる。
「あぁ、山泉くんが、連中の精液を膣内に受けて、妊娠する危険がある、と言いたいのだね? それについては問題ない。彼女はすでに妊娠している」

 
「ええ!」

 

 トモヤとカナが、声を合わせて叫んだ。
「…………そんなに、びっくりする程の事かな?」
 一郎が、少しだけ顔をしかめて言う。
「ちょ、兄貴、それ、まさか兄貴の………」
「うむ。逆算すると僕の精液で妊娠した可能性が極めて高い。今で妊娠1ヶ月半だ。おそらく、前にロッジで1週間ほど合宿した時だろう」
「あ、あの、え、お、おめでとうございます」
 カナが、なんともいえない複雑な表情で言った。
「別にめでたくはないけれど、まぁ、社交辞令ということで受け取っておこう。あと、カナくんの最初の質問についてだが………」
 一郎はふぅーっと煙を吹き出し、

 
「これは山泉くんが自分で希望したことだよ」

 

 

 

 

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