第七章

 

 

(中が、中が…………切ない…………切ないぃいっ)

 
 麗香は昴ぶる性欲に、自制が利かなくなってきていた。

 4つの手が、彼女の全身を愛撫している。

 あの男だけではない。

 もう1人………たぶん、女。

 目隠しをされ、視界が閉ざされているせいか、時間の感覚が曖昧になってきている。

 もう何時間も経っているような気さえした。

 女の方の手は、主に麗香の乳房周辺を担当している。

 同性だけあって、女の感じるツボを知っている。

 しかし、下半身を中心に執拗な愛撫を続ける男の方が、技巧では断然上だった。
 ふっと、山下拓郎の顔が、麗香の脳裏に浮かんだ。

 
(ご…………ごめん、タク…………あたし、こんな…………変態ヤローに触られて…………か、感じてるぅうっ………)

 
 何度、絶頂を向かえたか、自分でももう覚えていない。

 まるで、自分の身体ではないかのようだった。

 全身が熱っぽく、そしてすごく感じやすくなっている。

 先ほどなど、女のものらしい舌が、耳の穴ににゅるぅっと侵入してきただけでイッてしまった。

 不思議と、唇を奪ってくるようなことはない。

 こちらの反撃を警戒しているのか。

 しかし、もし今、相手の男が唇を重ねてきたら、恐らくそのまま受け入れてしまうだろうことも、麗香には分かっていた。

 男は、最初に中出ししてから、一度も麗香の膣内には触れていない。

 指すら入れてくれないのだ。

 もはや彼女の膣内からはどろっとした白濁液、本気汁が尻穴を濡らすほど滴り落ちていた。

 
(中に、欲しい………)

 
 曲げたまま縛られた足が、かくかく震えているのが分かる。

 麗香の今のポーズは、いってみれば赤ん坊がオムツを替えて貰う時にするそれに酷似していた。

 この屈辱的な姿勢を、男だけにではなく、女にも見られているという事実が、また彼女の被虐心を刺激し、性感を高める一因となっている。

 

「中に挿れて欲しいですか?」

 

 男の声。
「だっ…………ふぅ…………誰が…………………お前、なんか、にひぃっ…………………はぁんッ…………」
 3度目のやり取り。時間を追うごとに、麗香の言葉の抵抗が弱々しくなっていく。

 
 じぃい……

 

 チャックがおろされる音。同時に、全身に施されていた愛撫がなくなった。

 
(やった…………挿れる…………挿れてくれる……………………)

 
 彼女の期待通り、ぐにゅ、という柔らかい肉の感触が、膣孔入り口付近に押しつけられた。
(く、くるっ…………くるぅうっ………)
 しかし、いつまでたっても男はペニスを挿入してこない。膣口を先端でくちゅくちゅと動かし、そのたびに麗香の腰がびくっびくっと跳ね上がったが、一向に押し込まれる気配がない。

 
「はぁ…………ん…………んんんっ……………………は、早く…………」

 
 思わず、麗香は言ってはいけない台詞を口にしてしまっていた。
「早く、何ですか?」

 しまった、と思ったが、もう遅かった。

 一度口に出してしまった途端、麗香の理性は、子宮から伝わる疼きによって押し流されてしまった。
「早く、早くぅっ…………な、に、してんだよ。挿れたいんだろぉっ…………やるんだったら、さっさとしろってんだよぉおっ!」
 鼻についた甘い声。もはや、口調から当初の刺々しさは消えている。
「別に僕は挿れたくありませんよ。ただ、ペニスの先端で、貴女の膣の入り口を擦っているだけです。こっちはこっちで勝手にやっていますから………」
 男の声には、高ぶりがまったく感じられない。本当にどうでも良さそうだ。

 
(そ、そんな……………………うぅ、くぅうう、い、挿れて、チンポ挿れて、挿れて挿れて挿れて挿れてぇえええぇーッ!)

 

 全身の愛撫がやみ、刺激される部分は、今男が肉槍の先端を押しつけている膣口のみとなっている。

 唯一触れられている部分の感覚が、極限まで研ぎ澄まされていた。

 足が縛られたままの不自由な腰を必死にうごめかし、少しでもペニスが自分の秘孔に入り込むように仕向けたが、そのたびに男は身を引く。

 麗香のプライドが、いよいよ決壊しつつあった。

 
「い、挿れてよ…………」

 
 ぼそ、という震える小さな声で、麗香。
「挿れて、とは、何をどこに、ですか?」
 一郎が白々しく尋ねた。
「い、いいからぁ、挿れろっつってんだろぉ…………チンポぉ! チンポ挿れてよぉっ!
 半ば涙声で、麗香が叫んだ。
「だから、どこへ挿れて欲しいんですか?」
「はぁあ………あ………あそこ………………あそこにぃ………」
「あそこ? こそあど言葉で言われても分かりません。ちゃんと固有名詞で言ってください」

 一郎が冷たく突き放す。
「だからぁ…………………マンコ! マンコにぃ…………もぅ、もぉ限界なんだよぉおッッ!

「マンコ、というのは女性器のことですね。膣孔に、という意味であると意訳しましょう。………それで、その膣孔がどうしたんですか?」

 
 執拗な言葉による焦らし………責め………

 
「だからぁあぁ………あぁ…………はぁぁ……………………お前のチンポを、あたしのマンコに突っ込めって言ってるだろぉっ! うぅぅうう……ひっく………あぁ〜………」
 とうとう麗香は泣き出した。
 その間も、一郎はペニスの先端で、膣孔付近を、『くちゅ、くちゅ』と執拗に刺激し続けている。

 
 入りそうで、入らない。このもどかしさ………

 
「つまり、僕のペニスを、貴女の膣に挿入して欲しい、こう言いたいわけですね?」
「うぅ…………さっきからぁっ!……ひっ……そう、ひってるらろぉっ!…………ひっ」

 
 嗚咽に混じり、呂律も妖しくなってきた。
 彼女は気づいているのだろうか。
 自分の顔が、涙と鼻水、そしてヨダレでべたべたになっていることに。

 
「しかし、田中麗香さん。考えてもみてください、僕は別に貴女に挿れても挿れなくても、どっちでも構わないんですよ。まぁ、頼まれれば、イヤというのもアレですから挿れますけれど、それにしたって人にモノを頼む時には、そんなぞんざいな命令形ではなく、それなりの言い方があるでしょう?」
「そ、そんら…………あぅ……………………」 

  
(もう限界ぃ…………チンポ、チンポぉおッ…………!

 

「…………ひっ…………ひぅ…………わらしの、マ、マンコに、その、チンポを、い、挿れれぇ………くらさひぃ」

「うーん。最後にお願いします、をつけると、更に良くなりますね」
「わ………わらしのマンゴにひぃ、あなだの、チンボを、い、挿れでぐらさいッ、お願いじまずぅううッ」

 一郎はふぅ、とため息をつくと、
「やれやれ、17歳の少女とはとても思えない淫乱ぶりですね。きっと、生まれつきのものなのでしょう。ここまで来ると一種の病気ですよ。こんな恥ずかしい女性に、町中を歩かれたくないですね………」
「お、おお、お願いじまずっ、お願いじまずぅっ、お願いぃいいじまずふぅううううっ

 
 狂ったように首を振り立て、もはや麗香はなりふり構わず懇願していた。

 
「しょうがないですね。じゃあ挿れてあげます」
 本当にしぶしぶ、といった口調で一郎が言うと、肉槍の先端を麗香の膣口に狙いを定め、ぐぶじゅっと一気に根本まで埋没させる。

 同時に、麗香の尾てい骨から背筋、脳髄までを猛烈な衝撃が駆けめぐった。

 

ほぎひイィイイイイッッッッッ !!!

 

 子宮口を一郎の亀頭に直撃され、それだけで麗香は生まれて一度も味わったことのない、凄まじい絶頂を味わった。

 そのオルガズムが続いている間にも、一郎は抽送を続ける。

 最初の時のような、荒々しいものではない。

 ゆっくりと引き抜き、そして膣奥まで抉り込むようにして突き上げる、計算された腰使い。

 角度を変え、グラインドさせ、時には浅突きで、膣内のGスポットをごりごりと擦り立て…………
 
いぃッ、あィ……イイッ……またいぐッ、あっあっあっあっあっ…………いぐっ、いぐいぐいぐ、いぐッ、ひぐぅううううううぅぅッ!!!
 

 そんな凄惨な交わりを、カナは食い入るようにして見つめていた。
 絶頂に狂う麗香とは対照的に、一郎はいつも通り淡々としている。

 
(お兄さんのおちんちん、すごい………)

 
 女性を『研究』しているというだけのことはある。
 麗香の狂態は、復讐心を燃やしていたカナでさえ、哀れに思えるほどだった。

 少女の、つい最近散らされたばかりの秘孔からはとめどなく恥液があふれ出し、もう下着はぐちょぐちょだ。

 一郎の視界に入っているのも構わず、右手で乳房を揉み、スカートの上から左手でくちゅくちゅと秘部を慰めている。

 
(あぁ…………わたしも、おちんちん、欲しくなってる…………)

 
 彼に頼めば、挿れてくれるだろうか?

 と考え、カナはその愚かしい考えをすぐにうち消した。

 それはトモヤへの最悪の裏切り行為となる。第一、一郎もそれを望まないだろう。

 
(トモヤ君が…………合宿から帰ってくるのが………連休最終日…………)

 
 レイプ事件以降、男性恐怖症に近い状態となり、もっとも恋しい筈のトモヤと口づけするのも躊躇うようになっていたカナは今、トモヤのペニスをどうやって迎え入れようか、その事ばかり考えていた。

 

  

 

 

 

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