第二章

 

 

 あの忌まわしい事件から1週間が過ぎた。

 

 幸い、カナは妊娠してはいなかった。

 しかし身体と心に受けた傷は深く、一週間もの間、学校はおろか、家からも一歩も外に出なかった。トモヤは毎日学校の帰りに見舞い、そのたびに彼女の親に追い返された。彼女は、見ず知らずの男達にさらわれ、輪姦されたと親に言っているらしい。犯人は分かりきっているのに、カナがそう言ったのは、密告した後の連中からの復讐を恐れるがゆえだろう。

 

 6日目の夜、追い返されたトモヤを、彼女は家を出て追いかけてきた。

 2人は何も言わずに抱き合った。

 街灯の蛍光が、彼らを静かに照らしている。

 
「大丈夫だから…………カナ。あいつら、1人残らず、許さない」

 

 

 

 

 

 そして今日。

 
 トモヤは学校をサボり、家を抜け出してきたカナと連れ添って、彼らが通う高校から駅4つ向こうに位置する、ある大学のキャンパスにやってきていた。高校生、それも16歳のカップルは大学構内では目立つのではないか、と思っていたが、私服のせいか、それほど浮いたりはしなかった。以前、2度来た事があるので、トモヤはその道順を覚えている。

 掲示板を横切り、5号棟、6号棟………

 
「ここだ」

 
 トモヤの言葉に、カナはその建物を見上げた。

 ?号棟………何故か、数字の部分が削れてなくなっている不思議な建物の中へ、2人は連れだって入る。

 階段をあがり、廊下を進んで3つ目の扉。

 『神崎研究所』とプレートのかかった扉を、トモヤはとんとん、とノックする。

 
「うん? 誰? …………今、立て込んでいるのですけれど」

 
 若い男の声がした。
「兄貴、オレだよ、トモヤ」
「あぁ………トモヤか。うむ…………誰かと一緒か?」
「あ、うん。その…………か、彼女と」
 彼女、とトモヤが言うのを聞き、カナは少し顔を赤らめた。
「なるほど、彼女ね。ふぅん…………まあ、よかろう。では素早く入り、すぐに扉を閉めるように」
 何か実験をしているのか、中の人物は忙しそうだったが、ともあれ入室の許可を得られたのを確認し、トモヤはがちゃ、と扉を開いた。

 
「きゃあっ!」

 叫んだのは、カナだ。
「うわっ」
 トモヤも、つられて声をあげた。

 
「ええい、うるさい。早く扉を閉めたまえ」

 
 男の声に、トモヤはなかば反射的にカナの手を引いて中に入り、手早く扉を閉めた。

「あ、あ、あ、兄貴、そ、それは…………?」
 トモヤは震える指先を自分の兄に………正確には、兄ともう1人の女性に向けて言った。

 カナは目を大きく見開いたまま、がっしりとトモヤの腕にしがみついている。

 
「あぁ、彼女か? ちょっと、僕の実験につき合って貰っている。三回生の山泉くんだ」

 
 トモヤとカナは、一週間前、集団レイプという、かつてない程の凄惨な非日常を味わっていたが、目の前で展開する光景は、それさえ吹き飛ばすほどの異常性をはらんでいた。

 長机を3つ並べた上に、1人の女性が全裸で横たわっている。

 右足は右手に、左足は左手に、それぞれ縛られ、大股開きの状態でごろんと転がされているような状態だ。

 トモヤが見たその年上の女性は美人で、紅を塗った口にはボールギグがかまされていた。

 そしてその晒された秘肉は、トモヤの兄がズボンから出したペニスによって、今もずちゅずちゅと抉られているのだ。

 
「山泉くん、そいつが僕の弟のトモヤ。高校生だ。隣の少女は、トモヤの言葉が正しければ、その彼女らしい」

 トモヤの兄は、涼しい顔でそう言って、女性の口からボールギグを外した。

 彼女は昂揚した顔のまま、ねっとりとした視線をトモヤとカナに浴びせる。
「あはぁん…………はじめまして………はぅんっ………神崎先生の助手のひぃんっ、あぁあ…………山泉 純です。よ、よろしヒィっんっ………」
 彼女が挨拶している間も、兄は黙々と腰を使い、捻りをきかせて山泉 純の膣内を抉り上げていた。
「うーむ、ダメだ。他人に見られることによって彼女は興奮してしまっている。これでは正確なデータが取れないな…………山泉くん、実験はまた後日にしよう」
 残念そうにいうと、トモヤの兄はあっさりとその濡れぼそった女陰から、肉棒をにゅぽん、と抜いた。
「いやぁ、やぁああ、センセ、センセ、ダメ、ダメ、最後まで、最後までぇえっ!」
 純が、涙目になって必死に懇願する。
「………まったく、しようがない助手だな、君は。だいたい僕はまだ先生じゃない、単なる大学院生だ」
 ぶつぶつ言いながら、彼は再び彼女の中に分身を挿入し、激しく動き出した。 

「はぉおおーっ、いひぃ…………イヒィイィィィ! 神崎センセのチンポ、最高ぉおおーっ!」
 美しい顔を淫らに歪め、涎を垂らしながら純が絶叫する。

 
 じゅぶっ、じゅびゅ、びゃ、ぼじゅっ、ずちゅっ………

 

 粘膜の擦れる音が、狭い研究室内に響いた。
「!? …………カナ?」
 トモヤは驚いて、隣の彼女を見る。カナは短く息をつき、顔をほのかに染めて、トモヤの手を、自分の股間に誘導して押しつけていた。彼の指先が、カナのスカート越しに、確かな熱と湿り気を感じる。

 

(濡れてる………)

 
 そういうトモヤも、ズボンの中で、若い牡の器官がはち切れんばかりに膨張していた。

 
「いぐぅ! いぐぅうううううっ!

 
 最後に純がそう叫び、拘束された全身をびぐっ、びぐっと痙攣させ、兄の『実験』は一段落を見た。

 

 


 

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