第十章

 

 

 

 最初にその『公衆便器』を使用したのは、3人の、登校途中の小学生だった。

「あ、何このトイレ、人の顔入ってる」

「えー、作り物じゃないのぉ〜」

「目隠しされてるー」

「あ、あのぉ…………」

 その便器の中の少女が、口を開いた。

 

「わ、わたしは男の方のオシッコ大好きの変態女ですぅ…………どうか、変態便器のわたしの口に、そのオシッコをお注ぎ、ください…………」

 

 そう言って、目隠しされた少女が、口を開き、舌を突き出す。

 

「え、オシッコ出してって」

「えー、やだよ。なんか怖い」

「でも、なんか面白そうじゃん」

「やめとけって」

「へへ、お姉ちゃん、じゃあ、出すよ」

 じぃいい………

 チャックの音。

 

 じょろろろろろろろ………

 

 その小さな包茎ペニスから発射された尿は、ばしゃばしゃと盛大にキリコの顔を汚し、左右に狙いを逸らしつつ、舌に当たった。

「お、お、これ、結構、難しい…………」

 やがて、その男子は放出を終えた。

「あー、すっきりした」

「あ、次、俺やる」

「その次、俺」

「なんだよ、やらないって言ったじゃん」

 

 3人はそれぞれ愉しそうに『人間便器』に放尿を終え、そのまま登校していった。

 次に現れたのは、中年の男。

「ふぅ〜…………え? あれ。ちょ、な、何だコレ?」

 

 キリコが、先ほどの台詞を繰り返す。

 

「───────へぇ〜、何。どっきり? AVの撮影? マジでいいの?」

「は、はいぃ…………お、お願い、しますぅ………」
「目隠しまでして、マニアックだねぇ。よっ」

 

 じょわわわわわわわ………

 

「おぉお、結構、これ、興奮する…………おお、オレのションベン、全部こんな可愛い女の子の口に…………おぉおう」

 

 やがて放尿を終えた男は、

 

「あ、あのさ…………チンポ、勃っちゃったんだけど、これもついでに処理とか、してくれるの?」

「あぁああ、は、はいぃい、うぅ、わ、わたしの薄汚い便器口で良ければ、存分に、お、お使い、下さいぃ…………うぅ」

「よしよし、昨日風呂入ってないから、ちょっと臭いかも知れないけど………」

 男は激臭漂うその肉棒を、キリコの口にくわえさせる。

 その後、男は自分の好きなように腰を使い、少女が咽せるのも構わず、その溜まりに溜まった精液を吐き出した。

 

「ふぅう、おぉ〜…………あぁ、スッキリした。あんまこんなトコいたらマズイな、また溜まったら来るよ!」

 

 そう言って、男は足早に公衆便所から姿を消した。

 

 

(うぅう、し、死にたいぃ…………)

 

 

 今日1日、五木キリコはこの公衆便所で、人間便器として過ごす約束を悪子と交わしていた。

 

「あ、ちなみにさっき教えた台詞ちゃんと言わなかったり、くわえたチンポに噛みついたり、助けを求めたりしたら、五木さんと妹さん、2人とも手足切断して眼も潰して舌も引き抜いた後、場末のバーのトイレに設置して、ずぅーっと精液便所として過ごすことになるから、よろしく〜。カメラとマイクで監視してるから、後でその様子、ビデオで見せてあげるね♪」

 

 断れなかった。

 

 自分はもとより、妹のトモカにまで、そんな悲惨な目に遭わせるわけにはいかない。

 キリコの自信の源は、完全に失われていた。

 父親とその組員達は、全員去勢された上、奴隷商人に売られた。

 妹は、知らない間に悪子の性奴隷にされていた。

 本来、こんな事はあり得ない。

 が、現実にそれは起こっている。

 あの悪魔のような少女が持つ、恐るべき組織力、実行力、ポテンシャル。

 有言実行。

 悪子は、やると言った事は絶対にやるだろう。

 

 だから、従うしかなかった。

 ただ、従うしか、キリコにはもう選択肢が残されていないのだ。

 

 

 その後、入れ替わり立ち替わり、様々な男達が「人間便器キリコ」を使った。

 高校生の集団に発見された時は、その全員の精液を飲まされた後、ペニスに舌奉仕している顔を写真にまで撮られた。

 幅の広い目隠しで、殆ど誰か分からないとはいえ、その羞恥はキリコの心を焼いた。

 心配そうに声をかけてきてくれる人もいたが、キリコはそれを拒絶するしかなかった。

 

「自分は変態の便所女です。どうか、そのあなた様のオシッコで、この薄汚い口を潤してください」と。

 

 同じ中学の男子生徒に発見された時は、心臓が飛び上がりそうになった。

 誰もが口々に、「あれ、これ、五木さんじゃない」と口にしたが、次に「まさかなぁ」とうち消す。

 恐らくその殆どが童貞ペニスだったろう。そのほぼ全てが、キリコの口の中で気持ちよく欲望を吐き出した。

 

 何百もの尿を浴び、何百本もの肉棒に奉仕し、目隠しされたままの少女は、時の感覚を忘れた。

 

 そして、キリコはあの台詞を繰り返すうち、本当に自分が便器になってしまったような気がしてきていた。

 男の先端から吹き出す尿を、喜んで飲み干し、ついでそのペニスに奉仕し、精液を貰うことに安らぎを感じる、浅ましい人間便器。

 四つん這いのままの身体は、腹の部分に何かがあてられ、適度に疲れないようにはしてあった。

 とはいえ、同じ姿勢を長時間続けるというのは苦痛だ。

 羞恥心が麻痺した今、キリコはひたすらこの姿勢の解除を望んでいた。

 

 足音。

 新しい『客』

 

 キリコは決められた台詞を口にする。

「わたしは男の方のオシッコ大好きの変態女です…………どうか、変態便器のわたしの口に、そのオシッコをお注ぎください」

「…………お、五木さん?」

「?」

 

 声。

 少年の声。

 聞き覚えがある…………

 でも、そんな事はどうでもいい。早くオシッコを、わたしの口に、注いで…………

 

「僕だよ、あの、山崎だよ。同じクラスの………」
 
 や、ま、ざき。
 山崎タクヤ?

 瞬間、キリコの脳裏で、悪子の台詞が蘇った。

 

『まだ清純な処女なんだよー。この穴はね、タクヤにあげるの…………やっぱハジメテは好きな男の子とだよねぇ〜』

 

「ねぇ、五木さん…………」
 
 このタクヤに、真成寺悪子の『正体』をぶちまけてやったら、あいつ、どんな顔するだろう………

 キリコは想像する。妹ともども四肢を切断され、目を潰され、精液処理機として死ぬまで使用される日々…………

 

(でも)

 

 キリコは歯を食いしばった。

 

(どうせ、このまま言う事を聞いていても、最後にはそうなるんだ…………)

 

 

 

 

 

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