第一章

 

 

 

 その少年のペニスはあと4分の命だった。

 
 ピンク色に剥けた亀頭はソーセージのように張りつめ、先端の切れ込みからは今にも若い雄の樹液が迸りそうになっている。

 
 しかし、彼のペニスはもうまもなくこの世から消滅するのだ。

 
 後ろ手に括られ、体を鉄柱に固定された少年。
 両足は大きく左右に開かれ、その足先のそれぞれはロープでくくられ、別の鉄柱へと固定されている。

 その、すべすべの太股の間でけなげに屹立している12センチほどの少年ペニスには、同じぐらいの太さと長さの、茶色い包装紙で包まれた円柱形の何かが、複数の糸でがんじがらめに縛り付けられていた。

 
「あと3分20秒〜」

 
 うきうきしたような、何ともいえない無邪気な少女の声がした。
 そう、それは少女だった。
 13,4歳ぐらいだろうか。
 薄暗い倉庫。

 異様な姿で縛られた全裸の少年の前に、その少女は立っていた。

 周囲は数本のランタンで照らされ、薄暗くも必要な光は供給されていた。

 少年は、その声を聞いて、

 
「ふぅー! ふぅーっ!」

 
 と必死に首を振ってうめいたが、ボールギグをかまされているので、どんなに頑張ってみたところで、漏れるのは滑稽なうめきと、口にくわえたプラスティック製のボールの穴から出るよだれだけだった。少年は鼻水を垂らし、目は涙で溢れかえっている。

 
 彼はまだ童貞だった。

 
 オナニーだって、まだ覚えて数年しかたっていない。

 学校では不良を気取っているメンバーのボス格ではあるものの、セックスについてはそれほど早熟とはいえない。

 クラスの女子にちょっかいを出して、せいぜいパンツの中身を拝見して写真におさめたぐらいだろう。
「うふふふ」
 少女がまた笑った。
 手には、デジタルビデオカメラが不気味な稼働音を響かせている。
「安心して。ちゃんと撮ってるから。ね、あとで、あなたの家に送ってあげる。記念になるでしょう。自分のおちんちんの最後ですもの、ちゃんと残しておかないとねー。でも、おちんちんだけで済むんだから、あなたはまだラッキーな方よ。ちょっと火薬を多めにした爆竹で、竿とタマタマが吹っ飛ぶだけなんですものねぇ。他のお友達見たでしょう? 加藤君は両目をつぶしてからペニスの先っちょだけを切り取って、中国の奴隷市場に売られたし、鈴木君なんかは両手両足を切断されてから、おっぱい膨らませられて、タマタマの裏に無理矢理女の子の部分を造られて、おちんちんにも変な手術いっぱいされて、変態のセックス人形にされてからどこかのお金持ちのコレクションになっちゃったんだから。タクヤに手を出したんだから、これぐらい当然でしょう? あ、もう時間かなあ。時計見てなかった。はーい、ではカメラの向こうのみなさーん、もうすぐおちんちんが吹き飛ばされるっていうのに、カウパー滴らせてぼっきんきんの変態、遠藤三郎くんに、最後のコメントをいただきますねー」

 
 少女は嬉しそうに小走りで縛られた少年に駆け寄ると、口を塞いでいたギグボールを外し、デジタルビデオカメラのマイクを少年、三郎へと近づける。

 
「も、もうやめてくれぇ! お、お願いだから、あ、謝るからあっ!
「出ましたーぁっ、加藤君も、鈴木君も、まったく同じこと言ってたよー。さっすが仲良し3人組♪ ああぁーん、いいなあ、そのなんてゆーの? 絶望的な顔がめちゃソソラレルよお。可愛い顔してるもんねー。いっそ、おちんちんなくなるわけだし、女の子になっちゃえば? オススメ〜。あ、じゃあもう時間だから、そのじゃまな奴消し飛ばしまーす」
いやだあぁッ!
 同時に、少女の足先が、床におかれていたスイッチを踏んだ。

 スイッチからは線がのびており、それは少年のペニスに縛り付けられていた円柱へと繋がっていた。

 
 ボヒュンッ

 
 案外間抜けた音とともに円柱がはじけ、それと背中合わせになっていた少年のペニスも一緒になって炸裂した。

 カメラが捕らえたのは、一瞬の赤い爆発。

 そして、あとに残された、ペニスがあったとおぼしき箇所からぴゅーぴゅーと血を噴き出させる哀れな少年───────

 『元』少年の悶絶した姿のみだ。

 白目をむいて口から泡をふき、びくびくと痙攣しているさまからは、かつてのチンピラめいた威厳のかけらも見受けられない。

 
「あらあら、タマタマだけ残っちゃったのねー。火薬の量が少なかったのかな。でも、あれ以上多くすると他の部分も危ないしねえ。いいや、ここはわたしがやってあげるー」
 ころころと笑いながら、少女はその綺麗な指先を血まみれの少年の股間に這わせ、かろうじて残った男の部分、その袋に入った陰嚢の1つを握ると、思い切り握りつぶした。

 

 ぐちゅぅうっ

 
「ギィエヤェェエエエエエエエエエエエエエッ」

 
 三郎は両目を限界まで開いて、動物めいた断末魔の絶叫をあげる。
「あと一個はどうしようかなあ〜」
 血で汚れた自分の手をぺろりと舐めながら、少女は思案顔で首をかしげた。
 そして、ぽんと手をたたいて、
「そーだ、摘出しちゃお!
 言うやいなや、スカートのポケットから手術用のメスを取り出し、その刃先をゆっくりと三郎の唯一残った睾丸の入った袋に近づけていく。

 もちろん、その間もカメラはずっと回ったままだ。

 
「あああああ、あああああ、あああああああああ」

 
 もう彼は、ただ声を上げることしかできない。

 
 ずぷっ

 
 いまだ噴水のように出血する三郎の陰部に、容赦なく切っ先を埋め込む少女。
 シワの部分を切り裂き、ぐじゅぐじゅと刃をひねり、えぐる。

 メスとそれを持つ手を、少年の血と体液、そしてもはや永遠に放出することのかなわなかった哀れな精子のペーストでぐちゃぐちゃにしながら、ついに皮の中にひそむ最後の一個を掴みだした

 
 ずるり。

 
 睾丸と副睾丸が、血管と様々な細管とで繋がったまま、柱にくくられ両足を開脚することを強いられた少年の血まみれの股間から引きずり出される。

 少女は左手をスカートの内部…………パンツの中に忍ばせ、激しく指を使っていた。

 頬が紅潮し、呼吸も乱れ始めている。

 
 はぁー はぁー はぁぁー………

 
 床に置いたカメラが、まだ三郎の最後の悲劇を克明に記録し続けていた。
「ねえ、見て………遠藤君。あなたの、あなたのよ」
 掠れた声で、少女は取り出したそれを、失神寸前の少年の眼前にさしだした。

 正確にいうならば、片方の玉袋を握りつぶされた時点で意識を飛ばしていた三郎が、彼女の容赦のないメスによって再び屈辱激痛地獄へと舞い戻らされたのだ。

 
「あああいいいい、あいい、あいいいいいい」

 
「ふふ、かわいいね。ほら、指で押すとぷにぷにしてる。まだ、遠藤君の体に繋がってるよ。まだ、これ、使えるんだよ。君の男の子の部分、君の最後の男の子の部分。ちゃんと良ぉ〜く見ててね。網膜に焼き付けるんだよぉ。棒と片一方のボールはなくなっちゃったけど、これだけあったらセーシは作れるかもねー。最近は体外受精とかも進歩してるから、もしかしたら赤ちゃんだってまだ作れるかもしれないね。……………………………でもね、ごめんね。君、タクヤに悪さしたでしょ? フルチンにして、おちんちんの皮とか引っ張って、クラスの笑いものにしたでしょ。顔真っ赤にして、教室から飛び出していったって、クラスの女の子が言ってたよ。安心してね、わたし、結構完璧主義者だからさ、クラスの人全員に罰を受けてもらったから。あなたが最後なの、知ってた? 鈴木君とかさ、加藤君はタクヤのお尻にボールペン入れて遊んでたこともあるそうじゃない。だからわたしも遠慮しなかったけど、あなたは一応タクヤのおちんちん引っ張ったり、フクロをぐりぐりして遊んだだけだから、ちょっとは手加減したんだよ。見て見ぬ振りしてタクヤを助けもしなかったクラスの男子は全員タマタマ一個だけ潰すので許してあげたし、女の子なんかは全員、一週間精液を溜め続けた男に一回中出しされるだけで済ましてあげたの。女の子なんて、絶対タクヤのそういう虐められている姿を見て笑ったり、馬鹿だって思ったり、後で家のベッドでオナニーの材料にしたに決まってるんだから、クリトリスぐらい切り取ってあげても良かったんだけど、わたし、女の子には優しいからさ。あ、でも、女子の半分ぐらい妊娠しちゃったっていってたけど、それぐらいはいいよね。赤ちゃんプレゼントしてあげたんだから、むしろお礼ぐらい言ってもらいたいぐらい。…………じゃ、もう二度と精子も作れない、精液も気持ちよく発射できない、男の子に生まれてきたのに永遠におちんちんの気持ちよさを味わえなくなっちゃった遠藤君、君のタマタマ……最後のこれ、ばいばい」

 
 ぐいっ  にゅーぅう…………

 
 股間の切れ目から摘出された最後の睾丸を握った少女は、それを無遠慮に思い切り手元に引っ張った。

 数十センチほど引っ張っても、まだ血管や神経、その他の管がついてくる。

 カメラは、その一部始終をもきちんと撮影していた。
「あらあら、結構のびる。どこまでいくのかな〜」

 
 ぶちっ

 
「ィアアアッ」
 最初の管が切れ、そこから血がぴゅーっと迸った。
「あ、切れた」
 嬉しそうに、少女。なおもぐいーっと引っ張る。

 
 ぶちゅぶちぶちぶちぶちちちぐちゅっ

 
「ギャビヒィッ、マアアアア、ママァアアアアアッ!

 
 一気に切除されるならまだしも、徐々に徐々に繋がっている神経を、ぷちっ、ぷちっ、ぷちっと引きちぎられていくのだからたまらない。

 三郎は縛られた両手両足を激しくゆすり、よだれを垂らし鼻水を垂らし涙を垂れ流して、ただただ首を左右に振っていた。

 
「あ〜ら、ママだなんて、かわいい♪ 結構マザコンなのね」

 
 シャー
 その時、突如少年の股間、爆破されて挽きつぶされておまけに切開されてしまった彼の男の部分の残骸から、黄色い液体が勢いよく迸った。

 それは噴水のように垂直にあがり、ウェイブを描いてから、正確に三郎の泣き顔に直撃する。

 
「きゃはははは! 自己完結放尿プレイね! あはは、あはははは、最高! それ最高! くふ、ふ、撮ってるよ、これ。どうしよう、きゃははは。君のお母さんに贈ってあげようかなあ。でも、可愛い息子のムスコがこんなになっちゃってるのを知ったら、きっとお母さん気絶しちゃうよねー。まあいいか、カワイソーだから、これで終わりにしたげるねっ」

 
 ぷちっ

 
「はぎょぉっ
 最後の管が切れ、少女の手に握られていた睾丸が、とうとう完全に三郎の股間からちぎり離された。

 決定的な瞬間をむかえ、三郎はがくっとうなだれて失神する。

 性器を根こそぎ排除された彼の股間からは、まだちろちろとした放尿が続いていた。
「あら残念、終わっちゃった。けっこう気持ちよさそうね、それ。オシッコ。良かったじゃない、新しい方向性ね。これでこれからの人生、おちんちん無しの変態でも生きていけるね。わたしも、しちゃおうかなあ」
 そういいながら、少女はスカートをずらしてパンツを下げ、下半身裸の状態で、柱に縛られたままの少年の顔の前に、跨るようにして佇んだ。

 
 異様な光景である。

 
 薄暗い倉庫の中。
 柱にくくられ、手を後ろで縛られ、両足を開脚した状態で束縛された全裸の少年。

 その股間には血の池だまりができており、そこに黄色い液体がカクテルになってまだらになっていた。

 そして、去勢されたばかりの無惨な様相で気絶した少年の顔の位置に自分の股間を近づけた、下半身裸の少女。

 少年はすでに意識がなかったのでそれを見ることはなかったが、もし目が向いていたならば、無毛の、新鮮なサーモンピンクの割れ目を見ることができただろう。

 少女がその合わせ目を指で押し広げ、外陰唇から内陰唇、勃起したクリトリスや尿道口までもがあけっぴろげに晒された。

 秘孔の部分に見える白っぽい膜が、少女の男性経験の皆無さを物語っている。

 
「ああん、出る……ぅ」

 
 しょわわわわわ………
 ぱっくりと開いた桃色の器官から、やや透明に近い少女の尿が放出された。

 液体は方向を定めつつも四方八方に散らばり、三郎の顔を中心に、その全身をくまなく濡らしていく。
「あああ、ああ、はあ、気持ちいい〜」
 少女の右手にはカメラ、左手には先ほど少年からちぎり取った睾丸が握られており、握った指のあいだから何束かの管が垂れ下がっていた。
「ふふ、便所奴隷になるって手もあるよねえ。あああ、ああ、うー、出る、出るっ」

 
 しゃー……

 
 薄闇の中、少女の「ちょっとした復讐劇」がいま、ひとまずの幕を下ろした。

 

 

 

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